2月マンスリー『バンコクナイツ』
《2月のマンスリーセレクトは、2/7(金)、2/8(土)》
映像製作集団「空族」が放つ問題作『バンコクナイツ』。 セレクトしたのは、宮古在住の現役学生、色川翔太さんです!
◉おすすめコメント 今回、マンスリーに選んだのは2017年公開のバンコクナイツです。この映画を制作したのは空族という団体で10年に及ぶタイ、ラオス、カンボジアへの潜伏により完成しました。
彼らの映画には、今村昌平や若松孝二が持っていたような毒が未だにあります。最近の生ぬるくなってしまった日本映画に風穴を開けるような素晴らしい映画だと思います。
彼らは自分たちの作品を一切ソフト化しないという方針をとっているため見ることができるのは映画館だけです。NetflixやHuluなどで気軽に映画が見れる時代ですが、あえて時代に逆らっている彼らの作品を是非見に来てください。 (プロジェクトメンバー 色川翔太)
◉イントロダクション タイの首都、バンコク。日本人専門の歓楽街タニヤ通りの人気店、「人魚」でNo.1のラックは、イサーン(タイ東北地方)からバンコクへと出稼ぎに出て5年が経った。
ある晩、謎の裏パーティーで、ラックは昔の恋人オザワと5年ぶりに再開する。元自衛隊員のオザワは、今では日本を捨て根無し草のようにネットゲームで小銭を稼ぐ沈没組。オザワがラックに会うには金がいる。戸惑う二人…。そんな折、オザワにラオスでの仕事が依頼される。
いくつもの想いヲ胸に秘めたラックとオザワはバンコクを逃げるようにノンカーイへと向かう。その旅は、インドシナを深く抉った戦争の癒えぬ傷を映し出していく。(公式サイトより)